「近居」で快適ディスタンス

〜適度な距離で助け合おう〜

おじいちゃん・おばあちゃんに子育てを手伝ってもらうなら、同居も良いですが「近居」もオススメ。お互いのライフスタイルを尊重しながら助け合って暮らせますよ。

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親御さんの家と行き来しやすい距離の場所に住むスタイル「近居」。子世帯は育児を手伝ってもらいやすく、親世帯は介護や看病、生活にトラブルがあったときなどにサポートを得やすいというメリットがあります。配慮するべきことが減るという点も、注目されるポイント。世代が違うと、帰宅、食事、入浴、就寝、起床などの生活時間にズレが生じることが多く、家事のやり方、インテリア・家電の好みなども歩み寄りが難しいもの。徒歩で数分、車で15分〜30分度の距離に住むことで、用事がある時だけ行き来できストレスが軽減できます。

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車社会の山陰で近居するなら、駐車スペースにゆとりを持つと良いでしょう。通勤などに毎日使う車の台数と、プラスもう1台分スペースを作れば行き来が気軽にできます。「習い事の送迎をおじいちゃんにしてもらいたい」「残業で遅くなりそうだから、おばあちゃんに保育園のお迎えと夕食をお願いしたい」「野菜をたくさんもらったからおすそ分けしたい」…。子世帯はもちろん、親世帯もカーポートを増設しておくと、行き来しやすくなりますよ。

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山陰では、親世帯と同じ敷地に子世帯が新築住宅を建てる〝敷地内同居〟も多いです。気配を感じられるように子世帯のリビングルームを親世帯から見えるようにしたり、物干し場のようなプライバシーを守りたいエリアは互いの家から見えないように配置する、生活音が漏れないように防音性を高めるなど、ちょっとした工夫で、心地よい関係性を保てます。建築士と相談しながら、ライフスタイルに合った住まいにして行きましょう。