PROJECT 03

新築住宅
M様邸増築

STORY

地域密着型企業として、土木事業などで暮らしの基盤づくりを担ってきた松江土建。培った技術と人材は、住まいづくりにも活かされています。
今回はM様邸の新築住宅のプロジェクトを紹介。松江土建ならではの技術力でコンパクトな土地で敷地を効率的に活用し、スタイリッシュな住空間が完成しました。

MEMBER

石倉章悟
住まいのコンサル部|2016年入社

商社からの異業種転職。入社後、建築や営繕の現場で総合的な建築の知識を実践的に習得し、住宅営業課へ。営業担当として施主と設計士の橋渡し的な役割に従事。

船越修司
設計・IT推進部|2017年入社

設計課、一級建築士。設計事務所での実績を買われ、松江土建でキャリア採用。松江・出雲エリアを中心に新築・リフォーム・リノベーションの設計に携わる。

村松佑希
建築部|2005年入社

工事課、営繕・積算課。松江工業高校の校舎新築、松江市総合体育館の建て替え等、関わってきた事業は多種多様。現在は営繕・積算課で個人住宅も手掛ける。

森脇大樹
建築部|2016年入社

高校卒業後、島根県立東部高等技術校建築大工技能士の資格を取得。住宅部、建築部工事課を経て営繕・積算課へ。個人住宅から大手企業の工場の営繕まで幅広く携わる。

CHAPTER01

制約の多い狭小立地での注文住宅に、
転換の思考で挑む

依頼内容は、敷地内の空きスペースを使い、息子様ご夫婦の新居を建てたいとうもの。間口約5m・奥行き約6mという狭小地で、住宅や商店がひしめく商業地域。さらに隣の建物と近接しているという制限のある条件のもと、住まいづくりがスタートしました。使える空間は限られているため、生活のコアになる部分を残し、重要度が低い設備や、機能を兼用できる設備を精査。上下の動線を螺旋階段に集約し、キッチン、シャワーブース、ランドリーといった必要最低限のものを効率よく配置しながら、施主様ご希望を形にしていきました。

comment

施主様がモチベーションを保てるよう、寄り添いの姿勢を心がけています。例えば今回は「大きな窓が欲しい」というご要望がありましたが、一般的な戸建ての掃き出し窓のような形は条件的に不可能でした。そこで聞き取りを重ね、施主様の目的が採光と通風であることを把握。建築士と協議し、目的が叶う位置・形・サイズの窓を提案しました。結果としてとてもと喜んでいただけいています。「できない」で夢を損なわないよう、転換の思考を持つことが大切だと改めて感じました。

CHAPTER02

「SE構法」を採用
豊富な建築事例に裏打ちされた技術力で柔軟に対応

小地で最低限の住空間を確保するため、3階建て+屋上のプランを作成。筋交いや耐力壁、動線の妨げになる大きな柱などを最小限に抑え、空間を有効活用できる「SE構法」を採用しました。木造3階建てでも高い強度・耐震性が実現でき、鉄骨よりコストが低いというメリットも。一般住宅での採用は珍しいSE構法ですが、松江土建は多様な物件を手掛けており、島根県で初めてSE構法の施設を造り上げた業者でもあります。公共施設や土木建設で培った豊かな実績が、柔軟かつ幅の広い住まいづくりに結実しています。

comment

営業担当者の聞き取りから図面を描くのが私たち建築士の仕事です。直接施主様にお会いすることは少ないのですが、「求められるもの」を損なわないようにプランニングしています。最近はSNSなどを活用して熱心に情報収集される方が増えました。ご要望から新たなヒントを得ることも多いです。松江土建の住宅部門はここ数年で成長が著しいセクションです。技術的な面でも、チームづくりの面でも、新しいものを追求し開拓していく流れがあります。楽しさややりがいが生まれていく場所だと言えますね。

CHAPTER03

熟練の技を持つ職人と連携し、
繊細な螺旋階段を組み立てる

実際の工事で最も難易度が高かったのは、1階から屋上までを結ぶ螺旋階段でした。1フロアの面積の8分の1を占め、生活動線の要となる部分。限られたスペースで効率よく設置するため、既製の踏み板は使わず、協力会社のベテラン職人にオーダーメイド。建物の形状に合わせて1枚1枚削り出しました。組み立てに要した時間は約3週間。繊細さを求められる作業のため、工務担当者は職人のケアやサポートにいつも以上に配慮しました。

comment

今目指しているのは、若者がのびのび育つ環境づくり。この業界は厳しい縦社会のイメージをもたれがちですが、松江土建は風通しの良さを重視しています。完成度と安全面には妥協せず、若い人材が能力を発揮できるようにしたい。言葉選びひとつでその場の雰囲気は大きく変わるものですし、自身の経験を踏まえながらコミュニケーション方法を日々模索しています。今回の現場も若手が尽力しました。各人が自分の居場所を見つけられる、そんな現場が理想です。

CHAPTER04

綿密な計画と情報共有アプリで、
日々変化する現場にフレキシブルに対応

狭小地のため、工程管理や人員配置、動線の確保も、一般的な戸建て住宅以上に慎重に計画する必要がありました。時には、安全性を高めるための現場視点の改善や、職人の見解や施主の要望で変更が生じることも。松江土建では情報共有のためのアプケーションを導入し、社内の建築士・営業担当者と現場のスタッフが連携。離れていてもスピーディーでフレキシブルな対応が可能です。今回の現場でも活用され、工事がスムーズに進んでいます。

comment

高校卒業後、大工を目指して専門機関で学びました。業務は総合的な現場管理ですが、技術を活かして仮設の安全対策、ちょっとした修理、職人さんのサポートなど、幅広く関わっています。職人さんの仕事内容や心情が理解できるのでコミュニケーションしやすいですね。わかりすぎて逆に頼みにくい、なんてこともたまにありますが…。技術者視点はこれからも大事にしていきたいです。