PROJECT STORY 03

プロジェクトストーリー

新築住宅
M様邸増築

地域密着型企業として、土木事業などで暮らしの基盤づくりを担ってきた松江土建。培った技術と人材は、住まいづくりにも活かされています。今回はM様邸の新築住宅のプロジェクトを紹介。松江土建ならではの技術力でコンパクトな土地で敷地を効率的に活用し、スタイリッシュな住空間が完成しました。

CHAPTER 01

制約の多い狭小立地での注文住宅に、
転換の思考で挑む

依頼内容は、敷地内の空きスペースを使い、息子様ご夫婦の新居を建てたいとうもの。間口約5m・奥行き約6mという狭小地で、住宅や商店がひしめく商業地域。さらに隣の建物と近接しているという制限のある条件のもと、住まいづくりがスタートしました。使える空間は限られているため、生活のコアになる部分を残し、重要度が低い設備や、機能を兼用できる設備を精査。上下の動線を螺旋階段に集約し、キッチン、シャワーブース、ランドリーといった必要最低限のものを効率よく配置しながら、施主様ご希望を形にしていきました。

CHAPTER 02

「SE構法」を採用
豊富な建築事例に裏打ちされた技術力で柔軟に対応 

狭小地で最低限の住空間を確保するため、3階建て+屋上のプランを作成。筋交いや耐力壁、動線の妨げになる大きな柱などを最小限に抑え、空間を有効活用できる「SE構法」を採用しました。木造3階建てでも高い強度・耐震性が実現でき、鉄骨よりコストが低いというメリットも。一般住宅での採用は珍しいSE構法ですが、松江土建は多様な物件を手掛けており、島根県で初めてSE構法の施設を造り上げた業者でもあります。公共施設や土木建設で培った豊かな実績が、柔軟かつ幅の広い住まいづくりに結実しています。

CHAPTER 03

熟練の技を持つ職人と連携し、
細な螺旋階段を組み立てる

実際の工事で最も難易度が高かったのは、1階から屋上までを結ぶ螺旋階段でした。1フロアの面積の8分の1を占め、生活動線の要となる部分。限られたスペースで効率よく設置するため、既製の踏み板は使わず、協力会社のベテラン職人にオーダーメイド。建物の形状に合わせて1枚1枚削り出しました。組み立てに要した時間は約3週間。繊細さを求められる作業のため、工務担当者は職人のケアやサポートにいつも以上に配慮しました。

CHAPTER 04

綿密な計画と情報共有アプリで、
日々変化する現場にフレキシブルに対応

狭小地のため、工程管理や人員配置、動線の確保も、一般的な戸建て住宅以上に慎重に計画する必要がありました。時には、安全性を高めるための現場視点の改善や、職人の見解や施主の要望で変更が生じることも。松江土建では情報共有のためのアプケーションを導入し、社内の建築士・営業担当者と現場のスタッフが連携。離れていてもスピーディーでフレキシブルな対応が可能です。今回の現場でも活用され、工事がスムーズに進んでいます。

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