島根大学総合理工学部で行われている授業「ITシステム開発論」に協力しています。
2024.01.26
島根大学総合理工学部で行われている「ITシステム開発論」の授業(廣冨哲也教授)に当社が協力しています。
この授業は、同大学の「システム創成プロジェクト」の授業に先立って行われるもので、「システム創成プロジェクト」の授業の履修を予定している学生の皆様が、その前段として、IT企業の業務やチームでのITシステム開発の基礎について学びます。
当社は、IT企業の顧客となるユーザー企業の立場として協力しています(当社のほか、他業種の1社様が協力)。授業では、当社や建設業界全体が抱えている課題をITシステムによって解決することを目的に、IT企業の立場となる学生の皆様が、顧客の立場となる当社に対して実際に調査などを行い、課題の発見や整理、解決策の検討を行います。
昨年12月12日、この授業の一環として、学生の皆様が当社を訪問され、学生の皆様から当社社員へのインタビューと、現場へ移動して見学と視線計測を行いましたので報告します。
まず、社員へのインタビューでは、土木部の社員2名(ベテラン社員と若手社員)およびIT・技術部の社員が質問に回答しました。その後、現場の見学と視線計測を行うため、「松江熊野線(鍛冶橋工区)防災安全交付金(街路)工事第1期(鍛冶橋下部工工事)」の現場へ移動しました。現場では、土木部の社員2名が安全巡視を想定した動きを実演しましたが、アイトラッカーという眼鏡型の機器を装着することで、安全巡視を行っているときの視点(どこを見ているのか)の計測を行いました。
今後、学生の皆様は、インタビューや計測した視線のデータを基に、ベテラン社員と若手社員の違いを中心に検証し、建設管理業務の教育における課題を解決するDXを検討してきます。そして、来年度からの「システム創成プロジェクト」の授業では実際にITシステムの開発も行われます。
授業を履修した学生の皆様が、将来IT企業で活躍することを期待するとともに、当社を含めた県内企業の協力によって県内企業や建設業界に興味を持っていただけると嬉しく思います。
本件は、SDGs の「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」の目標の達成に貢献すると考えています。